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今年も梅を買いに行く。 [たべもの]

毎年一度、親の実家とかの、祖父祖母に会いにくような感覚で、
梅干しを漬けるための、生梅を買いに行く。

近所のスーパーとか八百屋さんでも買えるじゃん!
と思うし、前は、そうしてた。
今年の生産量はどうか、多いか、少ないか、
ライバルに負けはしないか、
早く買うと値段が張る、
待ってると、今度は、値段は落ちても質も落ちる、
売り切れて、店をハシゴしまくったりもした。
けど、梅農家さんへ直々に買いに行くようになってからは、
ノンビリ、あくせくしない、遠足気分。
イベント、そう、
いつもの梅農家さんに電話を入れるところから、
イベントはスタートするのだ。
「今年の南高梅、どうですか、出てますか?」
「あー、まだ少ないわぁ。1週間したら、また電話して」

例年なら梅雨時、今回はめちゃ暑い日で空気カラカラ、日差しがキツイ。
高速も使いつつ、クルマで向かう。

梅の時期だけ出してるのか、掘っ立て小屋みたいな店で、
サイズそれぞれの梅が、どどどって感じで大雑把に何箱も並ぶ。
色とか大きさとか選んで測ってもらって買う。
ついでにアンデス塩も買う。
あ、野菜もあるのでトマトも買う。

パパッと買って店を出る。
それから、じっくり。
さっき買ったのはなんだったんだと笑いながら、
ポトポト梅の実が落ちてる畑の道を、
歌舞伎話にもなった有名仇討ち兄弟の墓のある寺まで行く。
人の墓なのに、なぜか懐かしい。
太宰治の小説モデルになった屋敷跡(焼失)を通りかかる。
駅前の和菓子屋さんで、お菓子を買う。

そしてやっと、梅と梅の香りいっぱいのクルマで帰路につく。


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