実家クリスマス

普段は父の書斎的な、ステレオを置いてる部屋に、
クリスマスツリーを飾る。

この木は、普段は庭に植わってるのを、
クリスマスになると掘り起こし、鉢に植え替えたもの。
クリスマス終了とともに、また庭へ戻される。

たまに「新しい飾りを買ってきていいよ」とお小遣いを渡され、
おもちゃ屋さんまで買いに行く、ウキウキ。
好きだった飾りは、屋根に雪をかぶった小さな家で、
窓は色付きセロファン。
中を覗いてみたり、あれこれ想像したり。

アラジンのストーブ囲んで、
ステレオでクリスマスっぽい音楽のレコードをかける。
食事やケーキは、いつもの食卓で食べたんじゃなかったかな。
だから、この部屋では、部屋の明かりを消し、
ツリーの電飾がチカチカする中でレコードを聴く。

って、実は、当の子供らは、
結構照れくさいというか、落ち着かないというか。
楽しんでたのは親だったのか？

やがて庭の木が掘り起こせないくらい育って、
同じく私ら子供も育って、
この、家族みんなでのクリスマスの夜は無くなった。
と、記憶する。

キオちゃん

おうおう、朝と夕方から夜は、
冷える季節になったね。

って、夏服のまま放っといてごめんよ、キオちゃん。
やっと毛糸のカーディガン着させてあげました。

フェルトのクック（お靴）も持ってるんだけど、
足が大きくて、はかせても、すぐ脱げる（笑
裸足で失礼、気が早いけど春を待とう。

キオちゃん。