ケリがついた [カルチャー]
益田ミリ著『上京十年』というエッセイを読む。
世に名前が出てから10年間の、
楽しかったこと、失敗したことなどの話が軽やかに。
彼女と同世代の、世に出て10年目の人や、
これからの10年に向かう学生さんとかに、
「ああ、この人も同じような失敗したんだな」
「自分も、頑張ろう」って、
励ましや癒しになるんだろうな、と思いながら読んでると。
『イッケン』というタイトル。
引っ越しのため、近所のカーペット店に行った時のこと。
店のおじさんの「一間」の連発に「どれくらいのサイズ」か聞いたところ、
中学校で勉強してこなかった証拠、と言われた。
おじさんには、キツめの冗談のつもりでも、
彼女には、グサリときた。
体が熱くなり、涙すら滲んで、トボトボと店を後にしながら、
「傷つかない頑丈な人よりも、ちゃんと傷つく自分の方が正しい」
自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせた、という話。
あ、と、大袈裟だけど、
小さな雷(?)が落ちたよー、目の前に。
似たような経験がある。
学生の頃、初めての骨董屋さんで、
いいな、こういうの、持ち歩くとカッコいいな、
とドキドキしながら、店に入り、
時代物の小さなトランクの鍵の開け方を、
店のおじさんに質問した時の、おじさんの対応。
「そんなことも知らない人に、買ってもらわなくていい」
その時のモヤモヤが、ずっとあった。
けど、時空を飛び、学生だった頃の自分の、あの時の感情に、
今、ケリがついたのだ。
『彼女と同世代の、世に出て10年目の人や、
これからの10年に向かう学生さんとかに』
感謝です。
世に名前が出てから10年間の、
楽しかったこと、失敗したことなどの話が軽やかに。
彼女と同世代の、世に出て10年目の人や、
これからの10年に向かう学生さんとかに、
「ああ、この人も同じような失敗したんだな」
「自分も、頑張ろう」って、
励ましや癒しになるんだろうな、と思いながら読んでると。
『イッケン』というタイトル。
引っ越しのため、近所のカーペット店に行った時のこと。
店のおじさんの「一間」の連発に「どれくらいのサイズ」か聞いたところ、
中学校で勉強してこなかった証拠、と言われた。
おじさんには、キツめの冗談のつもりでも、
彼女には、グサリときた。
体が熱くなり、涙すら滲んで、トボトボと店を後にしながら、
「傷つかない頑丈な人よりも、ちゃんと傷つく自分の方が正しい」
自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせた、という話。
あ、と、大袈裟だけど、
小さな雷(?)が落ちたよー、目の前に。
似たような経験がある。
学生の頃、初めての骨董屋さんで、
いいな、こういうの、持ち歩くとカッコいいな、
とドキドキしながら、店に入り、
時代物の小さなトランクの鍵の開け方を、
店のおじさんに質問した時の、おじさんの対応。
「そんなことも知らない人に、買ってもらわなくていい」
その時のモヤモヤが、ずっとあった。
けど、時空を飛び、学生だった頃の自分の、あの時の感情に、
今、ケリがついたのだ。
『彼女と同世代の、世に出て10年目の人や、
これからの10年に向かう学生さんとかに』
感謝です。